第11番札所
安楽寺(あんらくじ)
愛称
吉見観音
住所
〒355-0151
埼玉県比企郡吉見町御所374
電話番号
0493-54-2898
山号
岩殿山
本尊
聖観世音菩薩
宗派
真言宗智山派
真言
おん あろりきゃ そわか
ご詠歌
よしみよと あまのいわとを おしひらき だいじだいひの ちかひたのもし
説明
元禄時代に建てられた仁王門をくぐると、露座の阿弥陀如来像があり、さらに石段を登ると本堂(観音堂)です。堂内の欄間には左甚五郎作という「野荒らしの虎」の彫刻があります。このお寺は行基が観音像を刻んで岩窟に納めたのが始まりという古刹で、奥州征伐に向かう坂上田村麻呂が立ち寄り、戦勝を祈願したと伝えられています。平安末期には平治の乱(1159年)で敗れた源義朝の子・源範頼(頼朝の異母弟)が助命され、当寺の稚児僧になったといい、後にこの地方の領主となった範頼は当寺に領地を寄進し、三重塔などを建立したということです。その塔は戦国時代に戦火で焼失し、現在のものは江戸初期の再建された貴重な文化財です。
参観料
無料
営業時間
8:00~17:00(冬期8:30~16:30)
駐車場
30台